「通」好みの仕事

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

先日のオイル交換ネタに続き今回はこのナットのお話です。

最近のバイクのや一部の旧車用の集合マフラーは
オイル交換時にマフラーを外すことなく出来るみたいですが

私のは外さなければいけないので
M6(6mm)のネジを外した所マフラーフランジ
(エンジンとマフラーの取り付ける金具)の取り付けにこのナットが
使われておりましたが

画像1枚目は部品側に当たる「合わせ面」で商品で言う裏面です。
(左右の差はナシ)

画像2枚目「ナットの表」で工具をかける側で左側のネジには
3点の「爪」が付いていますよね。

比較で右側はごく普通に使用されるナットです。
(フランジの取り付けはスプリングワッシャー&普通のナットです)

この「3点の爪」がネジが弛む方向に進もうとする時に
この爪にテンション(張り)がかかりその抵抗で弛みを防ぐ
(緩みづらい)構造になっている通称「Uナット」なのです。

このナットは締結機能・脱落防止・耐熱耐寒・簡単締結・再使用性に
優れておりますがこうした仕事を後で垣間見て細かい所、見えない部分に
「何を使うべきか?」で評価が分かれて行くのですよ。

ネジがただ止まっているだけのレベルで通常は十分なハズですが
目が肥え知識や経験も重なるからその辺も見ていて解る様になるのです。
なお、初心者のベテラン?はいません、近年はいるみたいですが。。。

走ることが第一ですがバイクの楽しみはこういう整備の中から
楽しみを見つけ出す事も出来るハズです。

普段見えない部分で雑な仕事をされていることに
気づけば大きく失望しますがこうしていざバラした時に丁寧な仕事を
階間みると「解る者から見れば」うれしい発見です。