1/2マスター流用


セパハンで前傾姿勢だからだと思うけどノーマル14mmクラッチマスターだと
渋滞にはまって何度も切っていると重く感じて来る事はありましたけど

Z系と比較してGPZ900Rのクラッチが重いかと言えばそうでもない
ただ、安価に軽く出来るのであれば?やりたいなーと思っておりました。

さすがにベルリンガーやブレンボの可変式マスターとか投入し
そんな高級部品を付けちゃうと?出先で気軽に止められなくなりそうで怖い。

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な・の・で・安価で効果が大きい1/2マスター流用で
レバー比を変えてクラッチミートを軽くする事にしました。

 そこで、参考に一般的にオートバイで使用される
マスターシリンダーサイズ表を調べてみました。(1インチ→約2.54㎜換算)
ブレーキとクラッチごちゃまぜですが。。。

11㎜→原付サイズ 片押し1or2POTなど。
12㎜→原付サイズ 片押し2POT/対抗2POTキャリパー等。
12.7㎜(1/2)→国産シングル片押し2POTキャリパー系。
13㎜→Brembo横型やGRIMECAイタリア製に多い。
14㎜→HD高年式スポーツスター片押し2POT×2キャリパー。
14.2875㎜(9/16)→HD(’96~?)
15.875㎜(5/8)→HD片押し1POT、国産2,4POTダブルディスク用。
16㎜→Brembo横型やGRIMECAイタリア製のダブルディスク。               
17㎜→旧国産車、純正片押し1POTのダブルディスクにある。
17.4625㎜(11/16)→HD(’96~)
19㎜→旧国産車 純正片押し1POTのダブルディスク用にある。
19.05㎜(3/4)→HD(’72~ダブル)PM他4POTダブル国産では油冷GSX-R1100
22.225㎜(7/8)→現在は使用されていないらしい。

コレが縦型ラヂポンになると?
14mmGSX-R1000
16mmYZF-R1
17mm(ノーマル横型マスターサイズ14ミリ相当)
17.4625mm(11/16)CBR1000RR
19mm(ノーマル横型マスターサイズ5/8相当)
こんな感じだったかな?

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まずはノーマルの14mmマスターをサッサと外して。

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レリーズ側も外しますが。

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ノーマルの鉄製ホース配管も使おうか?考えておりましたが
ココの隙間を通して外すのに分解しなきゃ通らないだろう。

ホースのフィッティングが当たるので分解を試みるがカッチカチで分解不可能。。。
メインハーネスもストックしてあるから同時交換もアリだったかな?
まぁ気長にイヂるので今回はこのままで行きます。

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ブレーキ側と同じ銘柄の黒ホース/黒ステン金具のホースも買っておきましたので
えーぃメンドクセぇ~い!切断して取出し、お疲れちゃんノーマルマスター

あっフルードは極力触りたくないので完全に抜いておきましたけどね。。。
レリーズも簡単にモミだしして再度注油。

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下からエアーを引いておりますので楽々
アッという間にリザーブタンクが2回カラになりました。

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握った感じはやはり軽い、半分とは言わないまでも30%減かな?

更にZZRレリーズとかも入れると軽くなるらしいが
やる前に使い古したレリーズをOHしてからでもイイ気がします。

古いブレーキマスターやキャリパーにも言える事だけど
OHするとだいぶ軽くなりますからね。

後はプッシュロッドを介してクラッチを切る構造のバイクは
そのロッドに段付きとかで引っかかって重くなっている場合もあるので
その辺も一度点検するとイイし

サイドスタンド出し忘れ防止のSW、2P→3P変換カプラーも
とりあえず付けておきましたが今後はサイドスタンドSWと共に
短絡させて排除してもイイかもしれませんね。

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完成!

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だが。。。レバーの色が・・・どうせ買うなら可倒式レバー投入か?
もちろん!上記の理由からCheaperな奴で。