フロントフォーク曲がりをとりあえず目視で確認

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パっと見ただけでは車体全体を含め
曲がりはそれほどないのでは?と思っておりましたが
どうも、その都合のイイ解釈は通用しないみたいです。
 
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一度外しフロントフォーク裏側を見るとかなり傷があることに気がつきました。
 このフォークも初期型の通称「かまぼこ型」の次のロッドの物であり
 
最初期のかばぼこ型は¥を出せば今でも手に入りますが
この第2期フォークは返って入手が難しく思います。
 
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そこで、この欠けた部分を溶接で肉盛りして再生して使おうと思います。
一度溶接で肉盛りしてから下穴を開けタップを立てるという工程で再生する予定。
 
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拡大して見ると分かりやすいと思いますがステムから下側は曲がっており
曲がりを←→にしローターに当てずにバイクを動かす事が出来る様になってます。
 
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新しいステムと再生したトップブリッジ間での曲がりはなく
この2本のフォークが抵抗なく入り組めましたので
 
ステム下側からインナーチューブの曲がりがあり
ステムの穴位置と一緒に大きく曲がった状態で有ることが分かります。
 
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APキャリパー装着車はスペーサーでクリアランスギリギリなので 
この様にわざとインナーチューブの曲がりを→←に組むと?
このとおりホイールを組む以前にローターがアウターチューブに当たります。
 
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妥当な位置にインナーチューブを回すととりあえずは正規の位置で
アンダーブラケットにクランプできます。
 
但しどこの位置でもインナーチューブが曲がっているので
現状はフロントフォークは当たり前ですがストロークはしません。
 
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ローターの左右に衝撃で当たった跡がありますが
手で回した感じは明らかに大きな左右の振れはあり
試走してブレーキレバーに振動が出たり車体に振動が出る場合は交換です。
 
一個数百円なのでC3規格の最高品質のダストシール付きのハブベアリングも
念のために前後を総打ち換し、ステムベアも新品に打ち替えです。
 
もちろん、前後のホイールの検品、修正もします
とにかく一度は全てチェックしなければちゃんとした車体にはなりませんから。 
 
作業時間2H
累積時間32H