鏡面研磨

今日も既に完成した部分のネタだしですが「磨き」のお話です。

カワサキZ系みたいなバイクはビンテージバイクでくくれば
まだ現行車に近く新しいけどさすがに発売から36年が経つので見た目も様々

オーナーと一緒に時を刻みヤレた車体もあればレストアされ
新車同様に再生した車体で光モノが好きな皆さんもこういう鏡面研磨された

パーツを維持して行くのはそりゃ大変だけど、やはり光り輝いたパーツって
美しくバイクを演出するには欠かせない一つの方法だから大事ですよね?

でもなんでも光ればイイってモンじゃないピンポイントで
キラっ☆と際立つからイイの!なんでもかんでもギラギラばっかじゃ
ケバい厚化粧と同じ・・・やりすぎ注意です。

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この画像はクラッチカバーを外し軽く磨いている画像ですが 磨きって通常は手で磨くことが基本だけどやはり均一に効率良く仕上げるには? 時として電動工具を使うことも十分にアリですよね? でも扱い方を間違えると磨くどころか磨きキズを付けてしまう事だってある イイ道具を大金掛けて沢山揃えても間違って扱わないことが一番大事だろう。
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基本的に道具もイイモノは使いやすいし、結果もイイ。 イイ道具でイイシゴト だけどね、それだけじゃちゃんと仕上がらないのがこういう作業 だからプロの職人技のレベルは似て非なるモノなのであくまで シロートの範囲で磨き方にも拘ってほしいです。 例えばこういう3次元になっているモノは磨く順序で 輝きや映り方が大きく変わるので要注意。 順序はどちらでも構わないけど「私は」こういう時は 周辺を磨いて最後に平面を「研磨面積が大きい方が最後」に磨いております。
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この磨くベースが既に腐食で深くボツボツと表面に黒点があるモノだったので 荒削りから入りましたが・・・意外とそれが深く完全には取れませんでした パッと見OKな状態で止めて鏡面研磨へ移ります、削りすぎると良くないので。 研磨面を分けることで折り返した面にキチンとした境目 いわゆるエッジが立って見えるのでこうすると?スゴク部品が キチッとして見えて光るんですよ。
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他にもそんな感じで磨いたクラッチカバーですがどうでしょ? 下準備を怠けたので研磨キズをちょっと付けてしまいましたが・・・ 再度書きますが鏡面研磨のバフ掛けとは? あくまで最終工程で「磨きの一作業」に過ぎません。 仕上げの鏡面研磨前に9割の段取りが仕上がりを大きく決定づける事を 理解して磨きましょう。 研磨剤だけ拘っても磨く側のクロスやバフなども選択する時は用途を よく考えて、後は研磨されたモノが鏡面になり映る被写体が波を打つ様では 返って逆効果になってしまいますのでその辺もご注意を。