ドライブチェーン給油

軽く一回り車体を見回してみれば、そろそろチェーンの給油時期だ
たっぷりチェーンクリーナーを吹き柔らかいブラシで鉄粉を洗い流す。

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本日のネタはその後の「給油」に焦点を絞りますが キレイに鉄粉を取り除いたチェーンラインに給油ですが 1枚目の画像の様に給油している方が多いですが 吹き付ける方向も考えて吹き付けるとイイでしょうね。 やはり油は遠心力で外へ飛び散ろうと放物線を描くので「内から外へ」の イメージで吹いておくのがベストかな? チェーンローラーはどこの部品と接触して摩擦するのですか? スプロケットの刃先が噛み摩擦熱(鉄粉)を起こすのだから 洗浄~給油後に初期回転から内側から給油するのが理想的かも?しれません。
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「必要最低限でヨシ!」 http://blogs.yahoo.co.jp/masaru4123/40486900.htmlでも書きましたが 再度、引用すると問題のあるメンテ方法でCRC556等それに属するモノで ホイール洗浄やチェーン洗浄をしている方をお見受けしますが アレは浸透性が高いので洗浄作用も確かにありますがそれと引き替えに シールチェーンのシール部分を侵してしまいシール内のチェーングリスを 洗い流して油をさらってしまい浸透性が高い事からバルブのゴムも痛め 最悪ゴム類は切れますので「潤滑剤」を洗浄剤に流用しては絶対いけません。 さらに代用で「ミシン油」等を使用している方もですが ミシン油はさらさらしていて軽負荷部分の潤滑には向きますが 高負荷状態(高速で加減速が激しい状態)ではコレも油膜が切れ その手のメンテ方法は正しく無く信じてはいけません。
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専用チェーンクリーナー&チェーン用の潤滑剤を使用した メンテナンスを心がけ注油もノンシールチェーンはオイルに 包まれた様なイメージでチェーンが動くのでいいのですが シールチェーンはグリスがシール(密閉)され画像の赤い○の部分に グーリスが付いていれば十分! 後は全て不要なのでグリスが飛び散りムダに汚れるだけですから さっさっと拭き取りましょう。 またメンテしても固着や錆がある場合はシールが痛んでいる可能性もあり 交換時期ですしコレは基本中の基本!チェーンを(回転部分) 「エンジンを掛け回転させる事」は絶対にしないで! 確かに車体をスタンドに立てエンジンを掛けタイヤを回しながら 整備する事も楽で効率的ですが慣れや欲で「回転部に指を入れる行為」まで 必ずエスカレートするのでおやめ下さい!!! こうした回転部は面倒でも十分安全に気をつけて回転部の整備は行って下さい! 指を切断して運が良ければ付くことは有りますがチェーンで噛んで 切断された指はたぶん?スプロケットの刃先でグニャグニャに切断され 再生は難しいと思われます。 巻き込み防止にホイールを正回転(前進側)に回し給油するのでは無く 逆回転(後退側)に回せばスプロケットに巻き込まれ指切断なんて事は 比較的避けられるでしょう。
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完了したら最後にチェーンのたるみもついでに見ておきましょう Z系の場合は 「チェーン調整」 http://blogs.yahoo.co.jp/masaru4123/16641867.html 見て注油後チェーンは「適正な弛みを持たせて」セッティングして下さい。 張り過ぎや早期の伸びやたるみ過ぎはスプロケットからの脱落と チェーン切断の原因になりついでに目視でスプロケットの刃先の先端が 「三角形」にとがっているモノはF/R、チェーン3点SET交換時期であり 色々ともがいても寿命は変わることは無く 使用期間(限界)が終わっているチェーンを使うのは邪道で 潔く新品交換すべきです。 そしてグリスも飛び散るたびに根気よく掃除あるのみです・・・ キレイに保つ近道は有りません。 ココをキレイに常に最高のコンディションを保っておくと バイクにいいこと多いです。 いつも書いてますが基本整備ってホントにつまらないです ですが、基本整備の延長線上にチューンやカスタムの効果があると 私は強く思います。