夏休み特集
今回も申し訳ありませんが 私自身の思い出ですが当時人気のバイク誌をネタにします。 画像はこの昭和57年('1982)当時の月刊オートバイで コレを読んだ当時学生ライダーは多いハズでしょう。 当時のネットなんて無い時代で、企画は毎月広告の数が多い事で 今で言うバイク誌+カスタム誌な状態でした。 特集の「SUPER400ファイナルマッチ」は定期的にやってましたから コレを参考に自分の買うバイクを決めた方は多かったと思います。 当時は情報数が遙かに少ない時代で本の影響力は大きくても 内容は今と比べそれほど専門的な事はほとんど書いてありませんので 今の様なカスタムや整備等の情報を得るは?本じゃなく やはりバイク屋さんやレース屋さんに行き頭をちゃんと下げ 技を盗むのが当たり前でした。 もちろん普通に乗るならば バイク屋さんもお客に頭を下げろとは言いませんが 先を目指すにバイトからは入り将来バイク屋さん レーサーを目指す方も少なからずいたでしょうね。 昭和の終わりにレースをしていた方はご存じだと思いますが 練習走行もろくにできないくらいサーキットにはライダーが集まりました。 近年バイク事情も雑誌やネットで情報があふれており それをちょいとつまめば?カッコは付く楽な時代ですが改造等は 乗り始めた当時はこの紙面でZ400GPを乗る方‘79モリワキで 鈴鹿8Hに出た真田哲道選手のお店「Works」であって 多くのライダーはスペシャルな部分をこのお店で教えて頂いたと思われますが チューニングパーツショップの草分け的存在で '90Sに入りZ系のカワサキ空冷車に現行品の流用や世間で言う「ワンオフ品」を 一般に改造スペシャルパーツを多く広めたお店はココだと思います。 現在はカスタムという1ジャンルが出来てカスタムショップも増えて パーツ量販店も大規模に展開し合法的に市民権を得て来ておりますので 今では特別な事でも無くなりましたが あの頃のバイク事情は「改造=整備不良で即違反」でしたから ある意味、覚悟も必要でWorksも昭和50年創業ですから750RS(Z2)が 青(赤)玉虫を新車で売っていた頃ですよね? ヨシムラ、モリワキとのパイプも太く愛川工業団地にある 本社工場に直結だっただろうからマニアにはたまりませんでした。 Worksの社長は残念ながら風の便りで数年前に脳梗塞で亡くなりになり その後は奥様が社長業を、当時私が高校生だった頃お店でウロウロしていた たぶん?2歳前後だった娘さんも世田谷店の店長をしておりましたが 先日、閉店したと情報が入りちょっぴり残念でした。 また紙面に話を戻しますが、皆さん覚えてますか? 70度V型2気筒の「ヤマハXZ400」のライダーはコレも今は亡き草間郁夫選手で 彼はスズキワークスのRGB500で全日本のロードレースに参戦し 当時はまだ日本では少数派のドゥカティで鈴鹿8Hに負け戦を覚悟で走りました。 少なくてもこのお二人はこの世にいない事実も残念でなりませんよね。 草間さんは現役国際A級レーサーで公道走行中にRZ250で事故死でした・・・ これだけ年月が経ち自分自身が歳を取り当時の憧れた方々が 今この世にいないのは残念です。 反面「目玉ヘル」で有名なSP忠男の社長で日本モトクロ創世記の天才 鈴木忠男さんも今でも紙面やショップ経営も順調らしく今年は還暦との事です! こういう古い本を時々引っ張り出して見ると? あの頃の私はバイクに対してがむしゃらに熱いのが思い出されますが 免許を取り、初めて乗り出した方々もこんな感じなのかな?と。 時々こういう古い本が手元に有ったら?夏休みの暑い日を思い出してみて下さい 当時の雰囲気をこの画像で懐かしく思い一時代のバイク事情としてご覧頂けるかと。