新ナンバープレート表示基準 4月1日に施行

新ナンバープレート表示基準 4月1日に施行

carview! 2月9日(火)4時34分配信
国土交通省は、クルマやオートバイのナンバープレート表示義務を明確化し、新基準を2016年4月1日より施行する。ナンバープレートの被覆など基準に適合しない車両は「番号標表示義務違反」の対象となり、罰せられる。

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これまでも「番号標表示義務違反」はあり、違反した場合、交通違反の点数は2点。罰則は程度により異なるがナンバープレートの判読が困難の場合で50万円以下の罰金などと定められていた。

ただし問題だったのはナンバープレートの判読が困難かどうかの判断で、従来は「番号を見やすいように表示しなければならない」と基準があいまいだった。新基準では取り付け角度やフレーム許容サイズ、ボルトカバーなどが数値で明確に定められた。

新基準施行後は、たとえばナンバープレートカバーの装着は無色透明のものも含め、全面的に禁止となる。またオートバイでナンバープレートを折り曲げ、見えづらくしている車両も違反となる。

なお、新ナンバープレート表示基準は、初めて登録・検査・使用の届け出がある自動車の場合、ナンバープレートの装着角度と4輪車の場合のフレーム寸法に限り、2021年3月31日までの猶予期間が定められる。これは主に、すでに販売中の新車やアクセサリー用品に関して、自動車メーカーおよび販売会社が商品開発の変更を行えるようにするための猶予期間であり、すでに所有している車両は適用外となる。
株式会社カービュー

最終更新:2月9日(火)4時34分
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