外装の再現

 
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今回は外装ついて再度考えてみた。
まずはmasaru号のタンクの塗膜の状態をよく見てほしいのだけど
 
どうだろう?塗装の技術としてはクルマのボンネットを塗るよりも
仕上げが精密で繊細に磨き込んである。
 
塗装技術としてはこの仕上げは最高の仕上げなのだろうけど
メーカーの量産品の場合はこれが再現というのは?だと思います。
 
今回の再生感を強く出してゆくならば?
まず一番目を引くこの外装の状態は色とラインの位置だけではなく
 
「塗肌にもこだわるのは如何だろうか?」と。
 
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こちらはいわゆるメーカー塗装のままのニン吉のタンク
’1990でバブル期なのだから¥を掛けられた時期でもあるのにゆず肌である。
 
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表面に映る屋根の線が波打っていますよね?
シンナーの希釈で色引けや肌もかわるけど汎用の量産品だからコレが正解。
 
色々塗装を頼める業者にあたった結果、Z仲間の紹介でされて
問い合せた業者にその辺を下記の様に問い合わせてみたのですよ。
 
近年、この手のペイントが業者に頼むと?
綺麗すぎて「純正の再現」とは離れている気がするのです
例えば火の玉の場合、茶とオレンジを塗ると2層の間には
「段差」が出ますよね?
 
行程的にはそれを一度研磨して段差を無くし次の工程に入るのは
メーカーの量産品での作業工程以上の高品質な仕上げなのでは?思うのです。
 
最終のクリアもですが、仕上げに磨きを掛け完全にツルツルに仕上げる事は
「塗装技術」としては最高にイイのでしょうけど
 
「純正品の再現、修復」は軽く磨くだけで
多少は波打っていてイイのではないかと?と思うのです
テールカウル上部の整形後に切り離した跡も平らにならしてしまうのも同様で。
 
その辺の私の認識があっているならばその様に作業していただき
違うと思うならば?段差の除去行程を入れてください。
 
と言う疑問と要望を問いかけて見ました。
 
で?この方の返答は
メーカー純正の塗装は、磨きはかけていないと思います、段差は取りません。
火の玉ならオレンジキャンディ、イエローボールならイエローキャンディを
全体にかけ最後にクリアーを塗装いたします。
 
キャンディー塗装は、何度も塗り重ねますので
段差は少ししか残りませんが意図的に段差をとったりはいたしません。
 
最後に少し磨きをかけますが、塗膜のなみは残し鏡面研磨はいたしません。
当時物のタンクセット、多数所有していて、データーを取りましたので
ライン、色、塗装の表面の感じ等かなり良い感じで、再現できると思います。
 
と返事をもらいましたのでこの方に塗ってもらう事にしました。
納期未定でゆっくりイイ仕事をと願っております。