ポイント調整

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

今回は「ポイント」の整備です。

masaru号こと私のZは既にポイントレスのDYNA2000なので
バイクを使っての説明が出来ないので

また点火系全体の書くとまたポイント調整の話から
大きく一度話がそれますので次回とし車種によって
若干相違も有りますので参考程度までに。

※どんな整備を行うときも必ず現状を記憶
(画像等記録)しておくことをオススメします。

最悪整備の仕方が間違えていても
「整備前よりは悪くはならない」ですから悪化を防げますよ。

普段でもタダ磨くのでは無く「取り付け方や状態を意識して」磨いて
これだけでもだいぶバイクに対する意識や知識、異常も分かるので
ノウハウも蓄積されメカに詳しくなると思います。

1.ポイントカバーを外す。

2.画像3を参考に3本のネジを外し本体を取るが
「長穴」なので「元の位置を記憶」マークしておく事。

3.外した本体の「接点表面をに汚れや荒れを」見つけたら
♯800位の紙ヤスリで整えカスを綺麗に取る。

4.ポイント接点のクリアランス(すきま)ですが
「0.3mm~0.4mm」が適正値とされてます。

5.画像6のコンタクトブレーカー(ポイント本体)を取り中ある
「15-スパークアドバンサー」(遠心ガバナー)のバネ確認。

6.本体を再度着け直す。
(先ほどのマークしていた位置と同じ位置にとりあえず取り付ける)

7.画像2の本体穴中心に左右同じ物がついている部品が
コンタクト(ポイント接点)ブレーカーです。

8.そのブレーカー左側がピストン1.4番(バイクを跨ぎ左から)で
右側が3.4番の「まず1.4側の点火時期調節します。

9.画像4.5の様な「簡易テスター」でウィンカーに元々付いていた線
(+側)を1.4番の(左)のブレーカーに取付け。

10.「簡易テスター」の後から追加した線をエンジン本体
(-として使える部分)アースとして取り付ける。

11.画像6の様にレンチ等で中心の大きいナット(クランクシャフト)を回しながら
ポイント本体の「点検窓」で1/4Fで止める。

12.イグニッションON!(バイクのスイッチON)

13.ここで「簡易テスターのランプが一番輝く所で」OK
(先ほどの3点の長穴で調整)

14.続いて2.3F(向かって右側)を調整しますが
こちらは9~12の繰り返しです。

14-1.トラブルシュートの例ですが2.3番の不調音では
9.~11.の応用で2/3Fを「点検窓」で合わせ「簡易テスター」の
ランプが点灯しなければ2.3用のコンタクトブレーカー(ポイント)が
不良と言うことになりますね。

また4気筒の内1本ならばポイントじゃなく
その気筒の「プラグ、プラグキャップ、コード」のどれかを疑うのもいいです。

15.ポイントカバーを着ける(ガスケット)パッキンも忘れずに。

16.エンジンをかけ(試走)し確認。

上記調整で配線の断線はもちろん
バッテリー、レギュレーター(レクチファイヤー)コイル、コード、キャップ、プラグが正常が前提で

エンジン回転が不調の場合は燃料系を除き電装系のみで語ると
「スパークアドバンサーのバネ」が怪しく他にもコンデンサー不良や
単純なポイント接点なんて事もありますから総合して点検調整は必要です。

古いポイント点火車は直接性能に関係する重要な部品なので
出来れば「使用頻度に応じて」点検し場合に応じ磨き&調整をオススメします。

またスパークアドバンサー(遠心ガバナー)の「バネ」は
回転に応じ点火時期を変える為バネが伸び縮みしタイミングを取っており

エンジン回転数に合わせ伸びるのでバネの疲労で正しく伸び縮みしない理由から
エンジン不調もありコンデンサーが付くポイントベースも

目視では解らないので出来れば古い物は新品交換もオススメします。