オイル交換

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巷では最近の最高峰と言われているオイルはMOTUL300Vですよね?
朝夕の温度差も出てオイルも換えなきゃいけないので交換しました。

今回ニューテック製NC-50を試してみますが
近年のOILのほとんどがMOTUL300Vに対してどう違うか?語られているみたいで

高性能、高品質オイルの代表格で確かに高級な商品で
なめらかな油膜でエンジンも軽く回っている体感も出来ます。

それに対しNC-50は「エステル」という物質(酸とアルコールの化合物)が
MOTUL300V同様いや、それ以上に最高の成分が入っている半化学合成ですので
期待できます。

そして私たちユーザーサイドでは分からないのですが
分子構造の細かさが他社製より1/10ととても細かい分子で
エンジン内部の潤滑膜を形成しているとのことです。

反面、鉱物性主体の純正や他社製のオイルがどうなのか?
入れ評価したことがないので比較出来ませんが粘度等も含め
相性はあるけど成分はそれも十分良いハズです。

では掘り下げてなぜ?エステル配合の化学合成の
オイルの推奨する理由を予想すると私のZ1の場合ピストンの熱膨張が
比較的低いワイセコ製鍛造ピストンである事が理由で

純正エンジンのART製ピストンの膨張率の大きい鋳造ピストン
(ヨシムラも鋳造)よりピストンとシリンダーの隙間(クリアランス)が狭く

そこに薄く強靱で滑らかな膜であることで表面の油膜の摩擦抵抗を軽減し
また圧縮も十分確保してくれる事でキッチリ密着=出力損失を最低限に防ぎ
パワーにつなげる事からオススメかと思います。

逆にノーマルエンジン(膨張率の高い鋳造ピストン仕様)の
場合はワンランク下の「油膜が厚い」オイルグレードでもOKでしょう

膨張率が低いワイセコ製(コスワースは大きめかな?)
鍛造と比較し純正やヨシムラ系の鋳造はその膨張率を予想した
リアランスを取って組み込まれておりエンジンが冷えている状態
(収縮時)で圧縮を逃がさない様に(軽いオイル上がりや吹き出し

それを抑える為に「膜厚なオイル」を使用することて
冷間時のクリアランスを埋める事がベターでエンジンの仕様や用途
エンジンの内部の部品材質や組み方でオイルの選定も変わり
「自分のバイク、用途に合うオイル」が必ず有るハズです。

ルノーマル車は特にZ系に限らず鮮度のイイ純正オイルを
マメに換えるの事はもちろん有効でしょう。
これ以上の話はすごく話を細分化し用途や仕様で異なる事から
誤解を招くので書けませんが話を戻し今回のニューテックNC-50は
エステル成分が300Vより多く配合されている贅沢な仕様にも関わらず

価格もほぼ同等でバイクの乗る機会の間隔が広いバイクでも
エンジン内部の油膜が切れずに維持できるそんな面でも期待して良いとの事。
またこのOILはマイナーチェンジを非公開で繰り返し続けている事も
アピールポイントです。

まだエンジン組んだばかりで摺り合わせ等でひどく汚れる事もありますが
300Vからの交換後はエンジン音がオイルに包まれてエンジンが動いている事が
一段と解る位に静かにヘッドに回るとなめらかに回り今までのエンジン音とは
火が入った瞬間にその差は歴然でしたが次の交換までこの感覚が
単純に新しいオイルに換えたからいいのか?この性能成分がいいのか?
どんな感じか様子を見て行こうと思います、とにかく第一印象はとても好感触。

最後に基本中の基本ですがどんないいオイルでも
劣化や汚れで交換サイクルも使用条件等で異なるので
「自分のバイクにあった交換時期」があるはずで
小排気量で高回転なバイクで有るほど注意が必要。

それだけ同じ速度を出すのに回転数が多い=消耗や発熱で伴う
オイル劣化と汚れが早いハズで汚れた高性能オイルで何千キロも乗るより
必要最低限のグレードで使用頻度に合わせ換える方が
エンジンには数倍いや数十倍イイはずであり高いオイルを単純に
入れておけばいいってモンじゃないです。

バイクの構造に詳しくない方が陥りやすい事なのですが
バイク用オイルのほとんどの機種はエンジン冷却、潤滑、洗浄
防錆等だけではなく、「駆動系(ミッション、クラッチの潤滑)」に
使用されている事を忘れがちでありそのバランスを考えずに
高性能な粘度(10W-40等の表示数値)が高い(大きい)モノ誤った知識で選び
油膜が厚すぎて逆にオイルが回転抵抗になり
「高いオイルを入れパワーダウンをさせている」方がいますね。

オイルの粘度は高すぎるとシフトが固く(ショックも大きい)
疲れ壊れやすいバイクになります。
逆に粘度の低すぎるモノを入れればエンジンの焼き付きや
クラッチ滑りやギヤー抜けを起こすのでエンジン特性の合ったオイル
(クルマ用はダメ!バイク用)を選ぶのが大原則であり極端な話し

レース用オイルを買い物バイクに使うことは無意味だし
場合によっては壊すのでその辺は純正品(同グレード)は許容範囲は
広く設計されているのですから安心なのですよ!

また過度なチューンや競技で絶対勝たなければ
意味のないバイクの用途でオイルを選ぶ必要があるなら
「高価な高性能オイルをマメに換えて」こそ初めて
オイルの性能でバイクの性能が底上げされるのでこうした極限状態で
使用しない限りお金を惜しむなら初めから経済的に手が届く
綺麗なオイルを購入(交換)すべきで「経済的にも汚れや頻度に合わせ
無条件に交換することの出来るオイル」が
オススメで基本中の基本!点検窓でマメに「量と汚れ」を確認しましょう。


※このオイル交換の基本に忠実な考え方を実践した結果が
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