懐かしのシールドビーム
ちょっと忘れかけていた記憶を呼び戻すために。。。
あるお宝をゴゾゴゾと引っ張り出しておりました。
もう旧車といえど現在ではハロゲンヘッドランプを
大半の方が使われていると思われますが
私も例に漏れずH4ハロゲンにCIBIEのZビームを使用中です。
今の道路事情ではハイワッテージな球に替えたりリレー噛ましたりと
近年じゃHIDやLEDもこの先は標準になって行くのでしょうね。
本日のネタはコレですがZ1のノーマルヘッドライトの件で
まず↑の絵ヅラはカワサキワールドに展示中の900SUPER4の1号車デスが
このヘッドライトは今のライトとは構造が違う非効率なライトで
過去の記憶を整理するにはコレがまず基準になります。
で?コレがW1/W3系や初期のZ系に標準装着されていた
シールドビームですけどね
当時の車やバイクは昭和50年代半ばまでハロゲンヘッドライトなどは
一部の高級車やいぢって交換しないと付く事は無く
当時のハロゲンは今で言うHIDやLEDみたいな最新型だったのデスよ。
その代表格がだいぶ前に記事で書きましたが
CIBIEやマーシャル、BOSH
キャレロやルーカスと言った海外ものから販売され始め
日本では1979年頃から小糸やスタンレーでハロゲンバルブが輸入され
1982年頃、独自に生産しメーカーへ供給され始めたと記憶しております。
本題、このシールドビーム。
外径が180mmなのでカワサキならば?
W1SA、初期のZ系など日本やEC仕様とかの
ポジション球が内蔵されていた物デスが
このシールドビームの構造で
記憶が曖昧になり疑問が出たので確認したいと思いまして。。。
それは?このライト内部には不活性ガスが封入され
これを前面のレンズと後面の反射板で密封してあるのデスが
ちなみにシルドビームって語源は?
シールド(密閉)型のビーム(ランプ)だから
中のフィラメントが切れするとコレごと交換で不経済なモンでして
この後でハロゲンが主流となる間で有るのが
セミ?シールドビームで電球が交換できるタイプも数年間は主流でした。
そこで記憶があいまい…ヘッドライトバルブ側は密閉されているけど
ポヂションランプの構造はどうなっているのだろうか?って?思って
急に気になって…引っ張り出して覗くと?何となく判りますよね?
やはりヘッドライトと同じシールド構造でしたー
ポヂション穴を裏側から見るとこの通り!
ヘッドライト球側同様に大きなガラスの筒でシールドされております。
なのでちゃんと内部はちゃんとシールドされておりました
モヤモヤしてた疑問が取り除かれました。
お約束の点灯も確認
今となってはボヤ~んって感じにしか映りませんが。。。
当時は周りも街灯など少なかったしね、必要にして十分だったけど
周りがドンドン明るくなって今ぢゃ存在が薄くなって危険。
+リレーでも噛ませないと このままぢゃ車検の光量で引っ掛かるカモ?
あぁ~ 当時はコレでもよかったのにね。
今でも大丈夫な場合もあるけど ほとんど車両で当時のハーネスじゃ
配線の抵抗も多く電流不足で光量も足りなくなる要因も増え
車検PASSは程遠い。
光軸はレンズカットを見て解るけど左右対称のカットである事から
左右の両方の通行に対応できる仕様=純正なのでしょう。
現代の検査事情も含め、このままでの素通しではPASSは難しく
球切れしたら終わりなので出番は???でしょう、、、かね。
今となってはこの手の販売終了のカワサキ純正部品は
私には貴重品なのでコレは鑑賞用デス。